瑛太さんの話

いつのタイミングが良いのか…。
とても迷って、迷って…迷ったあげく
「22日は瑛太くん関連の露出がいくつかあるから今かな!」
と思って、ブログを書きます。

私は俳優の瑛太さんのファンです。
ファンになったのは「東京フレンズ」というドラマ&映画です。
瑛太くんのことはもっと前から知っていました。
いつから…と言われると正直わからないのですが
たまたま見た「さよなら、小津先生」で「この人EITAさんっていうんだ」と、思った記憶がなぜか明確に残っているので、きっとCM等で印象に残っていたんだと思います。
でもその頃はまだ、瑛太さんの活動を追いかけるには至りませんでした。

私は、ミーハーなわりにずっと追いかける相手というのはかなり限られていて、当時はデビュー前から追いかけている嵐を除いて、誰かの活動を長期的に追うという発想すらなかったように思います。

でもその日々は東京フレンズを見て変わりました。
その頃の私は東京での生活にとても悩んでいました。
あれもこれも辞めた方が良いかもしれない…と諦めが何度も頭をよぎるなかで、出会ったのがこのドラマでした。

夢を追うもの、諦めるもの。
別々の日常を過ごしながらも自然と集う東京の友達。
その世界観は当時の私にとって、とても身近で等身大に感じられました。
作品の中の一人一人の悩みに共感し、瑛太くん演じる隆司という青年に強く惹かれたのを覚えています。
決して良い部分ばかりとは言えない彼でしたが、不器用さ、若さ溢れる行動力、そして少し高いプライドまで何だか全てが自然体で、そこに隆司が本当に生きているようで、気づけば彼のことを大好きになっていました。

当時はDVDのセリフを全部先に言えるくらいのめり込んで見ていたのを覚えています。

そこから瑛太くんに興味をもって、作品を追う日々が始まりました。
最初はドラマを見るところから入って、そこから映画に通い、舞台挨拶に行くようになり、ファンクラブに入って、イベントに行って。
気づけば10年を超えて瑛太くんを応援しています。

瑛太くんのファンになって、たくさんのことを知りました。

それまで私が見てきた役は、わりと口調が強めだったりするものが多かったけれど、普段の瑛太くんは、柔らかい口調の方なんだなぁとか。

じっくり考えて、ちゃんとその会話に向き合った話し方をする方なんだなぁ、とか。

だけど冗談をいうのはわりと好きなんだなぁ、とか。

世間では草食系代表みたいに語られてたけど、わりと好きなものは好きってはっきりいえる方じゃないかなぁ?とか。

歌が好きで、歌う声も素敵で、聴いてるとちょっと泣けてくるなぁとか。

共演者の良いところ語らせたら右に出るものがいないくらい本当に人を誉めるのが上手だなぁとか。

ファンにいっぱいありがとうの気持ちを伝えてくれるなぁとか。

そして…

どんな役をやっても、その人がそこに生きてるように演じるなぁ。

入りすぎてしんどい時もあるんじゃないかなってくらい役が乗り移る方だなぁ。

ファンで良かったって気持ちを毎回更新させてくれるの本当にすごいなぁ。

とか。

瑛太くんのおかげで、初めて舞台を見て、映画館に通う回数も増えました。
世の中には素敵な監督や演出家がいっぱいいると知れたし
瑛太くんの多趣味が伝染して音楽や写真や、いろんなことに興味を持って、新しい世界の扉がいくつも開いたような気がします。

と同時に自分が知れなかった瑛太くんのこれまで、をたくさん知りたくなりました。
瑛太くんが頑張ってきた日々をリアルタイムで一緒を過ごせていたらどんなに良かっただろう…と思ったことも何度もあります。

そしてそんな日々の中で知った1999年。
同じ日々を過ごしていないので、絶対です!とは言えないのが残念ですが、過去の雑誌を検索すると間違いなくこの年に瑛太くんの名前があり、wikiによるとこの年の7月に初めてモデルとして雑誌に載ったようです。
1999→2019。
まる20年です。

瑛太くんにとっては俳優デビューをしたタイミングがスタートなのかな、とも思うのですが、やっぱり私は、瑛太くんがこの世界を選んでくれたその瞬間を想像するとたまらなく嬉しくて。
ここ数ヵ月ずっとソワソワと浮かれてしまいました。

おめでとうというのが正しいのか分からない自己満足に近いこの感情と向き合いながら、それでもやっぱり嬉しい、おめでとう、ありがとう!みたいな気持ちになるんです。

だって20年同じ世界で、地に足をつけて立っているって、すごいことじゃないですか。
途中からとはいえ一歩ずつ歩いてきた軌跡を知っていると、あーこんなにしっかりと足跡も爪痕も残して、今ここに立っているのか、と。
何だかじーんと来ちゃうんです。

ここ数年は本当に役の振り幅も大きくて。
近い時期にこんなに違う役柄を演じて、どうしてこうもぶれずに、一つ一つの世界でその人として息ができているんだろう、と驚かされるばかりで。
そんな毎日の一歩目が20年前に確実にあったんだよなぁと勝手に浸ってしまうんです。

そして、そんな瑛太さんが今年出演された舞台が「世界は一人」。
私は、この舞台の世界観に自分の人生を重ねました。
かつて重ねた東京フレンズとはまったくテイストが違うお話です。
でもあれから10年以上が過ぎて、その日々でもまた「いろいろ」悩みや、辛いことも乗りきって、今の私にはこの舞台の世界が等身大のように、しっくりとはまりました。

「夢は叶う」「やればできる!」「努力!」という世界に励まされていたあの頃から時を経て、もちろん変わらずそういう世界にも助けられながら、
「明るさに救われることもあれば、悲しみへの共感で生まれるエネルギーや、その先のかすかな希望の想像で救われることもある」
ということも学びもしました。

「世界は一人」は今の私の心の波長にぴったり重なる舞台でした。

また一つ、瑛太くんのお芝居に心を軽くしてもらいました。

瑛太くんの20年はどんな日々だったのか……。
今年はそんなことをよく想像します。
次はどんなお仕事をされるのか。
いつもワクワクしています。

一生俳優…とか、この仕事しかできない…とか、ご本人の口からそういう言葉を聞くたびここから先の道のりも、そっとファンとして見せてもらえたら嬉しいな、と思っています。

6月22日20時20分~
瑛太さんが出演された「世界は一人」がWOWOWで放送されます。

23時15分~新宿で行われる渋川清彦さんの出演映画のオールナイト上映会で、瑛太さんも出演された「ナインソウルズ」も放映されます。

もし興味がある方はぜひご覧いただけたら嬉しいなぁ…と思っています。

私がある瞬間ふっと瑛太さんの吸引力に引っ張られたように、これからもたくさんの方が瑛太さんの仕事に触れ興味を持って、一緒に歩んでいく方がいっぱいいっぱい増えたら嬉しいなぁと思っています。

ファンができることは本当に限られていますが、瑛太くんの「嬉しい」や「幸せ」の花が一つでも多く咲くように応援していけたら、と思っています。

瑛太くんの20年の日々の思い出と、これから創造する未来が「人生悪いことより良いことの方が多い!」とほんの少しでも思える日々であってほしい…と願っています。

今日も明日もまた、誰かが瑛太くんを応援したくなったり好きになったり、一つでも多く、きっかけの種が、つぼみが育ちますように。

20年、おめでとう、ありがとう。
そしてここからも変わらない日々を、共に。